メリット
- ・自分の歯と同じ様に噛む事ができます。
- ・異物感がありません。
- ・他の歯に悪影響を及ぼしません。
- ・噛む力は天然歯と同程度まで回復します。
- ・周りの歯を削らずに治療できます。
- ・1本の歯を失った方から、全ての歯を失った方まで治療ができます。
- ・天然歯(自分の歯)と同じようにきれいで美しい歯を取り戻すことができます。
- ・顎の骨に直接咬む力が伝わるので、骨が萎縮するのを防ぐ効果があります。
ブリッジ治療の場合、失ってしまった歯の両隣の健康な歯を最低1本ずつ削らなければなりません。また、それらの歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合があります。
またブリッジの橋の下部に食べ物カスがつまったり、歯垢が付着しやすく、不衛生になりやすいので、むし歯になり易くなってしまいます。ブリッジの場合、外れないでいるということを成功率とすると、10年で70~80%、15年で60~70%という報告が北欧を中心にされています。つまり、20~40%は、両隣の削った歯がむし歯になったり、その歯が折れたりしてブリッジを除去しなくてはならなくなったということです。
インプラントの場合、ブリッジと違い、隣や周りの歯を一切、削ったり傷つけないで治療を行うことが可能です。2011年と2012年の科学論文によると、インプラントの成功率は10年後に95%を超えると報告されています。(参考※1※2)治療結果が長期間維持されやすいことは、入れ歯やブリッジと異なるインプラントの特徴です。
※1 Fischer K et al. Prospec*ve 10-year cohort study based on a randomized controlled trial on implant-supported fullarch maxillary prostheses. Clin Implant Denta Relat Res 2011
※2 Buser D et al. 10-year survival and success rates of 511 *tanium implants with a sandblasted and acid-etched surface: a retrospec*ve study in 303 par*ally edentulous pa*ents. Clin Implant Dent Relat Res 2012
隣り合った歯を大きく削る
両隣の歯と抜けた歯に被せる
完 成
ただ、インプラントにも優れたメリットはありますが、症例によってはブリッジや入れ歯の方が良い事があります。したがって、まずはしっかりとした診査に基づいた診断が必要となってきます。
つまり、インプラントは、いくつかある欠損補綴(失われた歯の機能を補う)の方法の一選択肢であり、かならずしもどなたにもインプラントが最適な治療であるとは限らないということです。そのため、まずは歯科医師と患者様でよく話し合って、最適な治療法を決めていくことが最も大切です。