1999年、米国アライン・テクノロジー社は、マウスピース型矯正治療「インビザライン」の提供を開始しました。目立たず、透明に近い、取り外しが可能な、新しい歯科矯正「インビザライン」は、現在、世界90カ国以上の国々で提供され、340万人を超える患者様が治療を受けられています。(2015年9月現在)
インビザラインとは、治療完了までの治療計画に基づき、患者様一人一人の為にカスタムオーダーされる取り外しの出来る矯正装置です。CAD/CAM(光造形)技術により作成される装置(アライナー)を、治療目標の達成まで2週間毎に新しいアライナーに交換しながら、歯を徐々に移動させていきます。「矯正の装置をつけることに抵抗がある」・「仕事上、装置をつけることが出来ない」 そういった場合に、透明なプラスチックのマウスピース状の装置を使用して治療が行えます。
萌出タブ
従来のインビザラインの治療上のメリットはそのままに、10代の患者様を対象とする新しい治療プログラム「インビザライン・ティーン」が開発されました。インビザライン・ティーンでは、従来のインビザラインでは適応外であった10代前半の方や、乳歯が全て抜けていれば永久歯が崩出途中の時期にもご使用いただけるようになりました。例えば永久歯が未萌出、または萌出途中である場所(歯牙)に対して「萌出スペース」を設定することで歯の自然萌出に対応するスペースの確保が出来ます。また、「萌出タブ」を設定することで歯の過剰萌出を防ぎます。